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ストレスを辞書で引くと“苦痛・心労・不安・恐怖などの心的・肉体的刺激に対する身体の反応”とあります。これは体の健康な動きをコントロールしている自律神経系の交感神経をいつも緊張させている一面を述べています。交感神経が興奮した状態では血管が収縮され血流 の低下、血液の粘性の増加で顔色も悪く肌の艶も無くなってきます。
又副腎皮質ホルモンの分泌も増加し免疫力の低下も招来することになります。副腎皮質ホルモンの増加による免疫能の中で特に獲得免疫系に重要な胸腺の委縮も常に交感神経刺激型のストレスを負っていると起こります。その結果免疫系重要なリンパ球も減少してしまうことになります。
交感神経の過剰な興奮は消化管の動きを抑制し便秘にもなってしまいます。健康体には、血圧=循環器系、便秘=消化器系それの免疫系の三者がうまく作動している必要があります。
一方リラックス状態の人は副交感神経の興奮が優位にある状態と言えます。副交感神経優位でも皮膚は白く艶はなく、血圧が低下し冷え性にもなります。そのわけは、副交感神経の興奮は食欲を増し食べ過ぎとなり、運動不足、能力の低下などによって血圧の低下、筋肉からの放熱も少なく冷え性となり血流障害が生じて来ます。ということはかたよった正と負のストレスを体に掛けることが健康を損なう根本の原因となっているわけです。
心と体に過剰な負担をかけ過ぎたり、リラックスし過ぎない様に体内リズム(体内時計)に合せ揺れ動くことが重要です。体温が36℃以下のヒトは要重要です。大人の低体温は正のストレスかリラックスし過ぎの負のストレスと考えていいと思います。もう一つは食事内容の問題です。これは子供の低体温にみられます様に副交感神経優位、リラックスし過ぎの甘い物やスナック菓子の常食、運動不足、ゲームなど、野外での遊び方を知らない子供などはその辺から指導しないと改善されません。
又医薬品を常に放せない生活に陥っている人は医薬品の服用によって交感神経が興奮する状態になっている事を知る必要があります。高血圧、糖尿病、癌、膠原病に代表される自己免疫疾患、消化器系疾患、歯周病、腰痛、不眠症など難治性の病気の原因も正、負ストレスによる事も多いわけです。消炎剤、降圧剤、ステロイド剤、抗癌剤、高脂血症剤、抗不安剤の長期の服用をもう一度考え直す必要があると思います。
日中の体力に応じた活動と充分な睡眠、バランスの良い食事内容さらに体を冷やさない為の筋力をつける運動や食事内容の確保、入浴や薬草の処方された浴用剤の使用、季節の食材の摂食などを行い、決して冬に西瓜など食べるものではありません。その他、過保護など常に副交感神経優位の生活をしていや人が自分の思う様に事が運ばないとすぐに切れたりするのは正、負のストレスに弱いと言えます。
自己表現を上手にやれないヒトは交感神経興奮状態になりがちです。怒り、恨み、ねたみなどの感情を持ち続けることよりも相手の事情に譲歩し許す気持ちにならないと自ら苦悩を背負う事となります。
マンネリのなりやすい日常生活に時々非日常を入れて生活パターンを変えることも自立神経の過度な刺激となります。
医学博士 山 原 條 二
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